今日の終電ブログは実写版「あしたのジョー」について。
なぜいまジョーなのか。
しかもなぜ実写なのか。
あの独特の空気感とストイックさ、狂気さを、
実写で再現できるのか、甚だ不安でなりません。
と、いうか、正直やめてほしかった。
リメイクするならアニメでやってほしかった。
いや、アニメでさえ、あの「出崎演出」と言われた
独特の画の作りを越えられるクオリティは生み出せないでしょう。
こんなん言うのはオールドファンだけなんでしょうが、
あのカミソリが突き刺さるかの如く鋭い展開と、
死と対面してまで極めるというストイックさ、
泥臭く華のないダークで陰のある世界感を
生ぬるーい演出で今風の演出でやってしまい、
今の若い人たちに
「こんなもんかあ」
と思われて消費されてしまうのが、
果てしなく耐えられないのです。
力石はなぜ死んだのか。
その死に込められたテーマすら、
今時のお涙頂戴エンターテイメントに載せるがために、
軽く扱われているような気がしてしかたがないのです。
映画を見てないので決め打ちするのもアレですが、
でも、見る気にはなれません。
ただ。
力石の役者さんが本当に力石っぽかったこと。
写真を見るかぎり、ホンマモンかと思いました。
それに比べて、丹下段平が
完全にコントになっていて、笑えてしまいます。
ドリフやん!
ってツッコミ入れたのは、ワタクシだけではないはずです。