京都国立近代美術館で開催中のMoMAK Filmsという、
日本フィルムセンター所蔵作品展を見てきました。
「京城」という、日本統治時代のソウルを納めたドキュメンタリーを見たんですが、
なかなか貴重な史実を写した作品でした。
鉄道局制作の映画なんで、京城市電や列車の映像がよく出てきます。
なかでも目をひいたのが、
「特急あかつき釜山行き」です。
日本では見たことのないデザインの展望車に、
「あかつき」と書かれたテールサイン。
戦前の朝鮮に「あかつき」が走っていたのは知識として知ってましたが、
どのような車両で走っていたのかは知らず、
「朝鮮型」とでも呼びたくなるその車両の動く姿が銀幕に映し出されると、
魅入ってしまいました。
いやいや、こんな貴重なフィルムが眠っていたとは…。
他にも、今のソウルに残る建物が映っていたりと、
貴重な映像盛り沢山なんで、
ぜひとも一般販売してほしい作品です。