阪急沿線住民の戯れ言


とある大阪の猛牛軍団
by sherpa_kl250
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タイ国鉄で元ブルートレインに乗る時の注意点

タイで元ブルートレインに乗った話は先日のブログにて書きましたが、
実際に乗るにはどうすればいいのか、乗る際の注意点を記載しておきます。

JR型がメインで運用されるのは、
バンコク発チェンマイ行き第13特急
チェンマイ発バンコク行き第14特急
この2列車になります。 

■寝台券の確保
とにかく乗車するには寝台券が必要です。
タイ国鉄の寝台券・指定席券は60日前から購入可能です。
ただ、タイの国鉄はオンライン発券・予約が出来ないため、
現地についてから購入することになります。
ただ、現地の旅行代理店に依頼することで、
事前に購入も可能です。

ワタクシが今回お世話になったのはバンコクにある
「プログラムD」という代理店です。
http://pdi.co.th/thai_railway/

ここは日本人経営の代理店のため、予約はすべて日本語でOKです。
乗車券+特急寝台券+発券手数料がかかります。
入金については、日本の口座を指定して振り込めるため、
振込手数料は日本国内の口座同士の取引と同じになります。

ここでの注意点は、チケットは国際郵便で届くということ。
届くまでの時間が読めず、時間がかかるため、
最低でも1ヶ月くらいの余裕を見ておいたほうがいいかと思います。
期日が短い場合、相談すれば現地の事務所引取もできるようなので、
タイへ行く日までの日数を計算して申し込みするのがいいと思います。
その際、代理店には、
「JRクラスの車輌に乗りたい」と必ず伝えてください。
そうでないと、JRではない通常の2等寝台で発券される可能性もあります。
また、パスポート番号も必要なので、渡航の際と
発券時でパスポート番号が違うなどのないよう注意してください。

■必ずしもブルートレインに当たるとは限らない
JRクラスの寝台券を購入したとしても、車両運用、検査などの関係で、
必ずしも「JRクラス」に当たるとは限りません。
その場合は、タイ国鉄のプルマン寝台車(日本のロネのような寝台)が
入る場合があります。
昭和50年台初期に製造された車輌なため、現地でも老朽化が進んでいるようで、
JRクラスの編成とそうでない編成、色々あるようです。
発車2時間前には駅に入線しているため、早めに駅に行き、
指定券に記載の車輌が「ブルートレイン」なのかを確かめたうえで、
違っていれば、諦めるしかないでしょう。
英語ができるのであれば、駅の切符売り場に頼めば
JRクラスの号車の空席に変更してくれるかもしれません。

あと、1等個室寝台ですが、日本から渡った
「オロネ」の1両は、マッカサン工場で放置プレイになっていたので、
13・14特急の1等個室寝台を購入しても、
オロネが入るのはごく僅かなようです。

■クーラーが寒い・減光しない
車内はクーラーががんがんに効いてます。
室温20度くらいまだ下がるので、とにかく寒いです。
しかも、寝台の寝具は薄いタオルケット1枚なので、
Tシャツに長袖シャツ2枚+靴下くらいの寒さ対策をしないと
確実に体調崩します。冗談抜きで本当に寒いです。
そして、車内の照明は夜中でも減光しません。
そのため、煌々と照らされています。
車両によっては蛍光灯の横にスイッチがついていますが、
眩しいと寝られない人はアイマスクなどを用意したほうがいいかと思います。

あと、下段の場合、乗車時はベッドメーキングされてません。
また、寝具もないためめ、横になりたい場合は、
係員にベッドメーキングを依頼する必要があります。

■車内は日本でもそこは外国
車内は日本時代の姿がほぼそのまま残っています。
なので、夜中に目覚めた時などは日本にいるように思いがちですが、
乗っている列車はタイ国鉄です。
タイは比較的治安がいいとはいえ、貴重品の管理は日本以上に
しっかりする必要があります。
日本でも寝台列車のスリ、置き引きなどがあるわけですから、
財布やパスポートは常に身につけたまま眠り、
寝台においたままトイレにいくなどは絶対にやめるべきだと思います。
夜中に目が覚めてトイレに行く際に錯覚してしまうのですが、
「日本ではない」という認識は必要です。

また、元オハネフ25には、日本時代にはなかった「ディーゼル発電機」が
積んであるほか、ドアの建て付けが悪く、デッキの音が結構響きます。
そのため、音がうるさいと眠れない場合、耳栓の用意をオススメします。

■食堂車で食事をする
特急には食堂車がついているので、食堂車で夕食を取ることができます。
ただ、タイ国鉄は基本的にシートサービスなので、
乗車後、係員が注文を聞きにきます。
その際、必ず「食堂車で夕食を取りたい」と伝えることです。
営業は22時までなので、それまでに行くといいでしょう。
あと、13・14特急の食堂車にはクーラーがありません。
窓が空いた状態で、かなりゆれるので、
なかなかエキサイティングな体験ができます。
食堂車の値段ですが、市中のレストランと比べると格段に高いです。
飲み物つけると200バーツくらいしますので、その点は注意が必要です。

ちなみに、車両によっては「栓抜き」がテーブルに残っています。
なので、早めに車輌に乗り込んで栓抜きの有無を確認後、
バンコクやチェンマイ駅の駅売店で瓶コーラを買えば、
タイで「栓抜き」を使うことが可能です。

■車内放送がない
タイでは車内放送が全くありません。
当然ながらハイケンスのセレナーデも流れません。
朝になると駅ごとに車掌さんが駅名を叫びながら廊下を歩きます。
チェンマイまで行くなら問題無いですが、
ただ、早朝などに途中駅で降りる場合は
係員が起こしに来てくれるようです。

■1両に1人、係員が乗っている
タイ国鉄の寝台車には1両に1人、専任の係員が乗務しています。
この人がベッドメーキングや食堂車のオーダーを取りに来ます。
道中のことはこの人に聞くと色々と教えてくれます。
ただ、英語は少ししか通じませんのであしからず。

■ドアは手動
ドアは手動で開きます。ロックが掛かっていません。
駅で乗り込む際は、手で開く必要があります。
また、ロックがかかっていないため、走行中でも開いてしまいます。
ドアもきちんと閉まっていない場合が多いので、
気をつけないと振り落とされます。
夜中にトイレに行く場合にデッキを通る際は注意が必要です。

■遅れることが当たり前
日本と違って、タイ国鉄は遅れます。
ワタクシが乗車した時は13特急は定刻に到着、
14特急は20分ほどの遅れでしたが、
ひどいときは3〜4時間レベルで遅れますので、
時刻表では朝6時半に到着するからといって、
昼すぎに出る飛行機を予約したりするとひどい目にあいます。
なので、列車に乗る→帰りの飛行機と乗り継ぐ場合、
かならず1日くらい余裕をもった予定をたてたほうが良いかと思います。

■基本的にフレンドリー
色々書きましたが、タイの人は基本的にはフレンドリーです。
外国人とわかると、なにやら話しかけてきます。
また、白人さんもかなり多く乗車しています。
そこであえて自分の壁にこもらず、
日本の昭和の夜行列車のように、色々と打ち解けてみると
楽しいことがあるかもしれません。
ただし、外国なので、意図的に犯罪をしかけてくるというのも
あるので、その点は注意しておきましょう。

タイ国鉄でも元ブルートレインの老朽化は進んでいるようで、
共食い整備なども始まっているようです。
また、最近、中国から寝台車を大量に購入することが決まったため、
それが整備されると、JR型は廃車になる可能性が高いです。
タイでもブルートレインに残された時間はあとわずか。
乗りに行くなら、今のうちだと思います。
[PR]

by sherpa_kl250 | 2015-01-19 00:03 | 旅ログ
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