キリンプラザで個展を見た後、テアトル梅田へ。
今年最大の邦画話題作(?)「日本沈没」のパロディー映画、
「日本以外全部沈没」を見に行く。
監督は「イカレスラー」「コアラ課長」「かにゴールキーパー」など、
奇作を送り出し続けている河崎実氏。
感想。
日本以外で上映できません。
地球にある陸地が、日本を残して全て沈没してしまうと言う映画。
笑えます。とにかくバカです。
ハリウッドスターが忠臣蔵やったり、
ドルが下落して数億ドルの資産が何千円になったり、
某近隣国の首相たちが手のひらをかえしたように媚びを売り出したり。
さらには「外人予報」とかやったり(「外人予報士」の名前が「森田良純」)、
デイブスペクターが「成功者」として本名ママで出演してたり。
北の国のエライ人そっくりの人が×●△※★(ネタばれのため伏せ字)だったり。
出てくる外人さん(首相、大統領)がどこの国の人かわかるように、
ネクタイが国旗になってます。
絶対に日本以外、いや、TVでも放映できません。
これを「ギャグ」だとわかる人は、今の日本では少数派です。
TVでやろうもんならば、色んなところからクレームが殺到するはず。
でも、この「ギャグ」を理解できるのであれば、
「バカで笑える」映画になってます。
ただ、バカばっかりと思いきや、テーマは伝わってきました。
日本人の外人に対する苦手意識とかはちゃんと描ききってます。
そして、意外と最後のまとめ方がきれいでした。
(最後のオチではなく、オチの前に入る「シメ」の部分です)
本家の「日本沈没」は見てませんが、
面白い映画を求めるならば、こちらの方がおすすめ。
笑える分だけ面白い映画(?)と言えるはずです。