今回の特撮博物館にて「MATジャイロ」という
飛行機が展示されていました。
帰ってきたウルトラマンのMATが使用する飛行機で
プロペラで上昇、そのプロペラを水平にして水平飛行という
ヘリのローターの特性を持つVTOL機です。
http://plaza.across.or.jp/~gingin/mat1.html
この機体模型を見た人のほとんどが
「オスプレイだ!」
と言ってたのには笑いました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/V-22_(航空機)
かくいうワタクシも、TVでオスプレイを見るたびに
なんか見たことあるなーと思いつつも思い出せず、
この展示を見て、「ああ、これか」と思い出しました。
オスプレイがMATジャイロを真似たのか、円谷スゲーと思って
ネットで調べてみると、結構同じ事を思っている人が多いようです。
でも、オスプレイがMATジャイロを真似たわけでなく、
MATジャイロが考案される少し前に実際にX-22という、
オスプレイの原型とも言える飛行機がすでに開発されており、
MATジャイロがこれをベースとしてデザインされたようです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1364731293
ま。
現実の兵器から空想の兵器を考えるのはよくあること。
マクロスの初代バルキリーもF-14ですからね。
それにしても。
ウルトラシリーズに登場するヒコーキは、
おそらく航空力学上、無茶があるとおもわれる形をしてますが、
そんなことを全く感じさせず、画面上をかっこよく飛び回ってます。
今回、特撮博物館で改めてその模型を見つめ、
昭和40年代のレトロフーチャー的な野暮ったさはあるものの、
そのかっこ良さを再認識しました。
今の時代、こんなカッコよさを感じさせられるデザインって
おそらくできないだろうなあ、と。
そういう意味で、我々は賢くなりすぎたんだなと思います。