雷鳥を英語に訳すと、
「Thunder bird」ではなく、
「Ptarmigan」らしい。
それはさておき。
雷鳥に乗ってきた。
雷鳥に使われているベージュとレッドの電車は485系。
国鉄時代の電車。
初めて雷鳥に乗ったのは小学5年生のとき。
そのころはまだ「食堂車」があった時代。
食堂車は無くなったが、そのころと同じ色、同じ形の電車。
北陸の人から言えば、「雷鳥はボロイ」らしい。
古い電車なのは間違いないけれど、
なかなかアナログ感があふれていて味のある電車だ。
この電車は昭和39年の設計。今から40年以上前の電車なのだ。
室内にも昭和の香りが漂う。そして微妙な振動とモータ音。
この写真のクーラーを見て「おっ!」と思ったあなたはかなり鉄分濃い人ですね
サンダーバードは新しくて速いけど、
こちらは古くて遅い。
それでも時速130キロで全力疾走しているのだ。
騒音や振動対策が40年前の技術なので、
当然、サンダーバードに比べると見劣りするが、
静寂性を極めたサンダーバードよりも、
その振動と音のせいで、雷鳥の方がスピード感がある。
「走ってるな」
という感じがする。
だから、雷鳥の方が乗ってて楽しい。
でも、乗ったときの疲労度で言えば、サンダーバードの方が楽なんですけどね。
もうすぐなくなるけれど、それまでは全力疾走するのだ、特急雷鳥号!