会社にTVのカタログが置いてあった。
液晶やプラズマやら、四角い箱のTVは消えてしまい、
どれも薄型大型TVばかり。
我が家のリビングにあるTVも地デジ対応の薄型液晶TV。
何に使うかわからないボタンのいっぱいついたリモコンに、
高画質の地デジ画像。
でも、画像が出るまでにスイッチ入れてから5秒くらいかかる。
さてさて。
TVの上と言えば、そこは猫の指定席。
夏が終わって涼しくなり、コタツが出現するまでの間、
家で飼っていた猫は必ずTVの上にいた。
ちょうどいい暖かさと広さ。
そして、適度に家人から距離を置くも、
寂しさを感じなくても良いのがこのTVの上だったのだろう。
TVがつくと真っ先に上に乗り、
前脚をぐっとのばし、後ろ脚は丸く。
そして、しっぽをダラリとブラウン管の前に垂れていた。
たまーに寝返りうって落ちそうになる。
TVの上に物を置くと落とされるので、
TVの上の空間は、いつしか猫専用になっていた。
とある猫漫画のネタにもなっていたから、
どこの家の猫もTVの上がお気に入りだったのだろう。
薄型TV。
猫たちにとっては、あまり歓迎される存在ではないのかもしれない。